タイトル タイトル

【25】頭の傾きと膝の痛みについて

片側の膝痛は“頭の傾き”と関係する?
本日ご来店いただいたお客様の症状で思うことがあったのでブログに書きます。頭の整体とうたってますが、基本的にどんな症状でもできます。

 

前庭・視覚・姿勢のつながりをやさしく解説

ジョギングや長時間の立ち仕事で「いつも左(または右)の膝ばかり痛くなる」という相談をよくいただきます。膝そのものの使いすぎや筋力バランスも大切ですが、実は「頭の傾き」「目の使い方」「体のバランスを司る前庭系」の働きが、無意識の荷重ラインを左右させ、片側の膝に負担を集中させることがあります。

頭の位置は全身の“基準”

私たちの身体は、頭(顔)の向きと傾きを基準にバランスを取ります。頭がわずかに右へ傾くと、体は倒れないように左側の筋肉で支えやすくなり、結果として左脚に体重が乗りやすくなる——そんな連鎖が起きがちです。前庭(耳の奥のバランスセンサー)や小脳の働きに左右差があると、この傾きが癖として固定され、特定の膝だけに負担が積み重なります。

視覚・前庭・体性感覚の“チームプレー”

目で見た情報(視覚)、頭の動きや重力を感じるセンサー(前庭)、関節や筋肉の感覚(体性感覚)は、常にチームで働いて姿勢と動作を調整しています。たとえばモニターを凝視している時間が長いと、目の運動の偏りや首の緊張が強まり、頭の位置がわずかにズレる。そうなると骨盤や股関節の軸まで影響し、片側の膝に「ねじれ+荷重」が重なってしまいます。

「膝だけ」を見ると戻りやすい理由

痛い場所だけをケアすると、その場の楽さは出ても“使い方の癖が変わらないため戻りやすくなります。ぐっすり整体では、膝の状態と同時に「頭の傾き」「首の可動」「眼の動き」「骨盤・股関節の協調」「足部アーチ」までを確認し、負担の原因となるパターンを見つけるところから始めます。

こんなサインがあれば要チェック

・片方の靴底(とくに外側/内側)だけ極端に減る

・立位で片脚に体重を乗せる癖がある

・写真を撮ると、いつも頭が同じ方向へ傾いている

・真っ直ぐ立つつもりでも、肩の高さが左右で違う

・走るときに同じ脚ばかり張る/つる

当院見立てとケアの流れ(イメージ)

1)姿勢・動作の観察

立位・歩行・片脚荷重、膝の軌道、骨盤の回旋、胸郭の動き、足部の接地を確認します。

2)首・眼のチェック

後頭下筋群の緊張、頸椎の小さな動き、視線の追従やピントの切り替えなどを見ます。

3)やさしい整体で土台づくり

膝まわりの張りや関節の遊びを整えつつ、股関節(特に伸展・外旋)、骨盤、胸郭の協調を出していきます。強すぎる刺激は使わず、必要に応じて深部まで届く圧を短時間で。

4)使い方の再学習(サポート)

視線固定+微小な首の動き、体幹の安定化、股関節で受ける立位コントロールなど、日常動作に直結するエクササイズを無理のない範囲で行います。

5)セルフケアの提案

ご自宅でできる短時間のケア(例:視線固定での軽い屈伸、骨盤の前後リズム、足部の接地リセットなど)をお渡しし、再発予防につなげます。

セルフケアの例(安全第一・違和感があれば中止)

・視線固定でのミニ屈伸

目線を正面の一点にやさしく固定。踵をつけたまま1〜2cmの小さな屈伸を10〜20回。頭を傾けないのがポイント。

・インフィニティウォーク(∞歩行・やさしい難度)

狭いスペースで小さな∞軌道をゆっくり歩く。腕の振りは自然に、呼吸は止めずに。左右の歩幅差が小さくなる感覚を探します。私のおすすめケアです。

・股関節「伸展・外旋」を感じる立位スイッチ

両足を腰幅。軽く膝をゆるめ、骨盤をわずかに前へ。お尻の下側が“ふっと入る”位置で3呼吸キープ。反り腰にならないよう注意。

よくある質問

Q:走る距離は減らした方がいい?

A:痛みが強い時期は一時的な負荷調整をおすすめします。同時に、荷重ラインや頭の位置など“使い方”の調整を並行すると、復帰までの道筋が描きやすくなります。

Q:サポーターやインソールは必要?

A:状況により有用なケースもありますが、まずは姿勢・動作の評価と基礎的なコントロール(首・目・体幹・股関節)を整えることを優先します。併用が良さそうな場合は提案します。

こんな方に

・片側の膝痛が繰り返す

・走行フォームや立位の安定が気になる

・デスクワークで頭が前に出がち、首がこりやすい

・ストレッチはしているが、効果が続きにくい

まとめ

膝の痛みは膝だけの問題ではなく、頭の位置(前庭・視覚)や骨盤・股関節、足部の使い方まで含めた“全体のバランス”と深く結びついています。やさしい整体で土台を整え、日常動作で再現できる小さなコントロールを積み重ねる——その組み合わせが、戻りにくい快適さにつながります。無理のない範囲でご一緒に進めていきましょう。






ぐっすり整体 福岡天神院|やさしい神経整体


やさしい整体で、体を本来の動きへ

ぐっすり整体 福岡天神院は、やさしいタッピングを中心とした神経アプローチで、
姿勢・呼吸・体の使い方を整える整体サロンです。
スマホ首・肩こり・頭痛・腰痛などの慢性不調でお悩みの方が、自然な呼吸と正しい姿勢を取り戻し、
毎日をもっと快適に過ごせるようサポートしています。



関連記事

11:00 ~ 21:00
土 11:00 ~ 22:00
日 9:00 ~ 20:00
※水曜定休日

ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。ここに説明文が入ります。

000-0000-0000 ボタン
RETURN TOP
WEB予約 お問い合わせ