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【3】首肩こりとストレートネック。頸長筋と神経の視点から考える

ストレートネックとは?

本来、首の骨(頸椎)はゆるやかなカーブを描き、頭の重さを分散しています。ところが、スマホやパソコンを長時間使う習慣によって、このカーブが失われ、首の骨がまっすぐになってしまうことがあります。これが「ストレートネック」と呼ばれる状態です。

首肩こりとの関係

人の頭は約5kg。少し前へ傾くだけで首や肩への負担は増加します。ストレートネックでは首や肩の筋肉が常に緊張しやすく、慢性的なこりや重だるさにつながることがあります。さらに頭痛や手のしびれ、自律神経の乱れを感じる方も少なくありません。

様々な要因の中で頸長筋に注目

ストレートネックには姿勢や生活習慣、神経の働きなど様々な要因が関係しています。また首や肩には多くの筋肉が複雑に関わっていますが、今回はその中でも「頸長筋」というインナーマッスルに目を向けてみたいと思います。

頸長筋というインナーマッスル

頸椎の前側に位置する頸長筋は、首の自然なカーブを支える大切な筋肉です。この筋肉がうまく働かないと、胸鎖乳突筋や僧帽筋など外側の筋肉に負担がかかり、首肩こりが慢性化しやすくなります。

また頸長筋は呼吸との関わりも深く、この筋肉がうまく機能しないと胸郭の安定が失われ、呼吸が浅くなることがあります。その結果、自律神経のバランスにも影響し、緊張が抜けにくい状態につながることもあります。

FNTの視点から

FNT(ファンクショナル・ニューロ・トレーニング)では、ストレートネックを単なる骨格のゆがみではなく「神経の情報処理の結果」として捉えます。頸長筋が働くには、筋力だけでなく神経の制御が欠かせません。

小脳は姿勢や運動の微調整を担い、前庭系は体の傾きや加速度を感知します。これらの情報がうまく統合されないと、脳は「首を前に突き出して安定させる」という代償行動をとることがあります。その結果、頸長筋が十分に働かず、外側の筋肉に頼りすぎてしまうケースも見られます。

FNTの具体的なアプローチ

FNTでは、目や耳、体性感覚からの入力を調整し、神経系の働きをサポートします。例えば眼球運動のトレーニングによって小脳や脳幹の働きに刺激を与えることで、頸長筋が自然に活動しやすくなることがあります。呼吸法を取り入れて胸郭を安定させることも、首のカーブを支える助けになります。

筋肉をほぐすだけでは一時的に楽になるだけで終わることもありますが、神経からアプローチすることで「姿勢を保ちやすい状態」へと導くサポートができます。これがFNTの特徴です。

整体でできること

整体では、筋肉をゆるめることに加えて、頸椎や胸郭の動きを整え、神経が働きやすい環境を整えることを心がけています。その上で、FNTを応用した簡単なセルフケアを取り入れていただくと、日常でも首への負担を減らしやすくなります。

具体的には、スマホを目の高さに持ち上げる、こまめに首や肩を回す、深呼吸を取り入れて胸を広げる、視覚の運動で目の負担を減らすなど。こうした工夫が、ストレートネックの予防や首肩の負担軽減につながることが期待できます。

まとめ

首肩こりとストレートネックは、筋肉や骨格だけでなく、神経や脳の働きとも関係しています。FNTの視点を取り入れることで、より幅広い角度からサポートできる可能性があります。

私自身も学びを深めながら「神経と筋肉の両面から整える施術」を大切にし、一人ひとりの健康に役立てるよう努めています。首肩こりやストレートネックにお悩みの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

FNTの施術にご興味のある方は、田口までお気軽にご連絡ください。

読んでいただき、ありがとうございました😊

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