神経系の奥深さ
ぐっすり整体 頭の整体 福岡天神院をオープンしてから、あらためて「神経の働き」の不思議さに触れる日々です。頭痛や首肩こり、ストレートネック、O脚、姿勢の崩れ…。一見すると筋肉や骨格の問題に見える症状も、その背景には「神経がどのように情報を処理しているか」が深く関わっています。
人間の体は、単に「筋肉が硬いから」「骨格が歪んでいるから」だけでは説明できないことがたくさんあります。実際には、脳や神経が感覚情報をどう受け取り、どう出力しているかが大きなカギになります。例えば足裏からの体性感覚、目からの視覚情報、耳の前庭器官からの平衡感覚。これらが統合されることで、ようやく「まっすぐ立つ」「スムーズに動く」という当たり前のことが成り立っています。
前庭系と小脳の役割
姿勢やバランスを考えるとき、欠かせないのが前庭系と小脳です。前庭系は耳の奥にあり、体の傾きや加速度を感知して脳に伝えます。小脳はその情報を微調整し、筋肉にフィードバックすることで、体を安定させます。もしこの働きに乱れがあれば、体は余計な力を使って支えようとし、肩こりや腰の張り、膝の不安定感などにつながります。
たとえば「前ももがパンパンに張る」という訴えがあったとします。単純に四頭筋のストレッチをしても、そのときは楽になりますが、根本の原因が「脳がどう姿勢を制御しているか」にある場合、またすぐに張りは戻ってしまいます。これは神経系に対してアプローチしていないからです。
整体で大切にしていること
私が施術で意識しているのは、単に「硬さをゆるめる」のではなく、「神経が正しく働けるようにサポートする」ことです。FNTで学んだ視点をベースに、神経や脳の反応を踏まえてアプローチすることで、より自然で持続的な変化を目指しています。目の動きや呼吸法を使いながら、神経の回路にアプローチすることもあります。
整体師としての気持ち
オープンから数日、毎日新しい発見や課題に向き合いながら「まだまだ勉強しなければならない」と感じています。症状を抱えた方が少しでも笑顔になれるように、もっと知識を深め、施術の質を高めていきたい。整体師として頑張らないといけないな、と身が引き締まる思いです。
まとめ
神経系は本当に奥深く、まだまだ解明されていないことが多い分野です。だからこそ探究する価値があり、やりがいがあります。ぐっすり整体 頭の整体 福岡天神院では、ただ「その場で楽になる」だけではなく、「体が正しく機能すること」を目指して施術を行っています。これからも一人ひとりのお客様と真剣に向き合いながら、学び続けていきます。
読んでいただき、ありがとうございました😊