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「ふわふわ」「ぐるぐる」を整えるために知ってほしいこと

立ち上がった瞬間にふわふわと身体が浮くような感覚がする、歩いているときに地面が揺れているような気がして真っすぐ歩けない、急に視界がぐるぐると回るようなめまいが起きる──。そんな不快な症状に悩まされていませんか?

「年齢のせい」「自律神経のせい」と言われたり、病院で検査を受けても「異常なし」とされて原因が分からなかったりすると、「このまま一生付き合っていくしかないのかな…」と不安になる方も少なくありません。

ですが、めまいは必ずしも“治らないもの”ではありません。

原因の多くは、体のどこかが壊れているのではなく、「脳や神経がうまく情報処理できていない」ことにあります。

この“ズレ”が整えば、ふわふわ・ぐるぐるとした不快な感覚は大きく変わる可能性があります。

めまいとは何か?その正体

めまい」とは、実際には動いていないのに自分や周囲が動いているように感じる感覚の総称です。その感覚は人によってさまざまで、「ふわふわ浮いている感じ」「ぐるぐる回っている感じ」「地面が波打つような不安定感」などとして現れます。

原因は大きく3つに分けられます。

1つ目は、耳の奥にある三半規管や耳石器といった前庭器官の不調によるものです。これらは身体の位置や動きを感知し、バランスをとるための重要な情報を脳へ送ります。

2つ目は、脳幹や小脳など中枢神経での情報処理のズレです。情報は届いているのに正しく処理できず、体の位置感覚が曖昧になると、動いていないのに動いているような感覚が生まれます。

3つ目は、首や目、足の裏などから送られる感覚情報の不一致です。たとえば前庭器官からの情報と目からの情報が一致していないと、脳はどちらが正しいのか分からず混乱し、ふわふわとした違和感や姿勢の不安定さが生じます。

特に「異常なし」と言われるケースの多くは“情報のズレ”が原因であり、これは構造的な問題ではなく機能的な問題です。機能の問題であれば、神経系の再教育や調整によって整えていくことが可能です。

🚨 レッドフラッグ(注意が必要なめまい)

めまいの多くは機能的なズレによるもので改善が可能ですが、中には重大な病気のサインとして現れていることもあります。次のような症状を伴う場合は、自己判断せず早急に医療機関を受診してください。

  • ろれつが回らない・顔がゆがむ・手足に力が入らない(脳卒中などの可能性)

  • 激しい頭痛や吐き気を伴うめまいが突然起こった(脳出血や脳腫瘍の可能性)

  • 耳鳴りや難聴が急に出ている(突発性難聴やメニエール病の可能性)

  • 歩行が極端に困難・物が二重に見える(中枢性障害の可能性)

こうした“レッドフラッグ”がある場合は整体の対象外です。まずは必ず医師の診断を受け、緊急性のある疾患が否定された上で、その後の機能改善を目的としたケアを検討していきましょう。

一般的な治療法とその限界

病院などで行われる一般的な治療には、抗めまい薬や循環改善薬などの薬物療法耳石置換法平衡訓練(バランスリハビリ)安静指導などがあります。これらは原因が明確な場合には有効なことも多く、急性の内耳性めまいなどには効果的です。

しかし、「薬を飲んでも変わらない」「安静にしても再発する」といったケースも多く存在します。これは、脳や神経全体の情報処理に関わる“機能のズレ”が解消されていないからです。構造だけでなく、神経系全体の再構築という視点がなければ、根本的な解決にはつながらないことがあります。

当店の整体でできること

当店の整体では、筋肉や骨格だけに注目するのではなく、「体から脳への感覚入力」に着目して施術を行います。

たとえば、首や肩周りの過緊張をやわらげることで前庭器官への血流や情報伝達がスムーズになるよう整えます。また、背骨や骨盤、足部のアライメントを調整して姿勢の土台を安定させ、足裏からのバランス情報がより正確に脳へ届くようにします。

さらに、目や頭の動きと体幹の反応をそろえるアプローチを取り入れることで、感覚のズレを減らし、脳が空間を正しく認識できるよう導きます。こうした施術は、単なる“ほぐし”ではなく、神経への入力そのものを整えるものであり、その場で「立った時の安定感が変わった」「視界がクリアになった」と感じる方も多くいらっしゃいます。

FNT(ファンクショナル・ニューロ・トレーニング)でできること

FNT(ファンクショナル・ニューロ・トレーニング)は、「神経のズレそのもの」にアプローチする手法です。私たちの身体は、前庭系・小脳・脳幹といった神経ネットワークが連携してはじめて、空間の中で自分の位置を正しく把握し、姿勢やバランスを制御できるようになっています。

FNTでは、まず眼球運動(VORやスムーズパースート)などを通じて脳幹や小脳の機能を評価し、どこに情報処理のズレがあるのかを見極めます。前庭小脳(虫部から前庭核)への刺激で空間認知や姿勢制御を再構築したり、PMRF(橋延髄網様体)への刺激で伸筋群や抗重力筋の反応性を回復させたりすることも行います。

また、頸部の固有受容感覚やOCR(卵形嚢頸反射)への刺激を通じて、頭と体の位置情報の同期を図り、感覚情報の統合を助けます。こうした神経への段階的刺激と再教育によって、情報のズレそのものが整い、ふわふわ・ぐるぐるとした不快な感覚が減っていきます。

FNTは単なる対症療法ではなく、脳と体の“チームワーク”を再構築する根本的なアプローチなのです。

諦めないでほしい

「年齢のせい」「自律神経の問題だから仕方ない」と言われて諦めてしまった方も多いかもしれません。しかし、神経は一生を通じて変化し続ける性質を持っています。つまり、情報処理のズレは、年齢に関係なく再構築することができるのです。

事実、これまで「もう治らない」と思っていた方が、神経系への適切なアプローチによって“地に足がついたような安定感”を取り戻すケースはたくさんあります。あなたの身体にも、まだ本来の力が眠っています。それを引き出すきっかけが、FNTによる神経への再教育かもしれません。

まとめ

めまいは「体が壊れているから起こるもの」とは限りません。 多くの場合、脳や神経が情報を正しく処理できていない“ズレ”が原因です。このズレは、FNT(ファンクショナル・ニューロ・トレーニング)によって再教育・再構築することが可能です。

薬や安静だけでは変わらなかっためまいも、神経システムへの働きかけによって変化することがあります。ふわふわとした不安定感やぐるぐると回るような感覚に悩んでいるなら、諦める前に一度、「神経から整える」という選択肢を考えてみてください。当店の整体とFNTによるアプローチで、再び“地に足がついた毎日”を取り戻すお手伝いができるかもしれません。

 

 






ぐっすり整体 福岡天神院|やさしい神経整体


やさしい整体で、体を本来の動きへ

たぐち整体 ぐっすり 福岡天神院は、やさしいタッピングを中心とした神経アプローチで、
姿勢・呼吸・体の使い方を整える整体サロンです。
スマホ首・肩こり・頭痛・腰痛などの慢性不調・自律神経系の不調でお悩みの方が、自然な呼吸と正しい姿勢を取り戻し、
毎日をもっと快適に過ごせるようサポートしています。



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