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【19】首こり・肩こり・ストレートネック・頭痛と「前庭動眼反射(VOR)」の関係を深掘りする

こんにちは。ぐっすり整体 頭の整体 福岡天神院・田口です。

これまでのブログでは、後頭下筋群VOR(前庭動眼反射)と首の不調の関係についてお話してきました。今回はさらに一歩進めて、なぜVORのトレーニングが首・肩・頭の慢性不調に重要なのかを、神経学の視点から詳しく解説します。

首や肩の不調は「脳の動作コントロール」の結果として起きている

首こり・肩こり・ストレートネック・頭痛などの症状は、筋肉や骨格だけの問題ではなく、脳が体をどう使っているか(運動制御)によって作られている場合が多いです。

長時間のデスクワークやスマホ操作で首が前に出た状態が続くと、

  • 深い位置にある後頭下筋群が過剰に働き続ける

  • 首の固有受容器(動きを感じるセンサー)が正しく働かなくなる

  • 目を安定させるVORや頸眼反射のバランスが崩れる

これにより「姿勢を保つために首を固める」パターンが定着してしまい、結果的にコリや頭痛を脳が“防御反応”として作り出すことがあります。

前庭動眼反射(VOR)とは何か

VORは「頭を動かしても視線を安定させるための反射」です。

耳の奥にある前庭器官(半規管・耳石器)が頭の動きを感知し、目を素早く動かして視線をぶれないように保っています。

このシステムが乱れると…

  • 視線がぶれて首の筋肉が無意識に固まる

  • 後頭下筋群が慢性的に緊張し、神経を圧迫

  • 三叉神経や後頭神経が刺激され、頭痛を起こしやすくなる

つまり、首と目は神経的に強くリンクしており、VORの乱れが首こり・頭痛を悪化させる原因になるのです。

安全にVORを鍛えるための3ステップ

VORのトレーニングは、軽く・安全に・段階的に行うことが重要です。特に首に強い痛みやめまいがある方は、必ず段階を守りましょう。

  1. 視線を一点に固定する

     小さなシールや指先を目の高さに置き、動かないように凝視します。

  2. 頭をゆっくり1〜2cmだけ動かす

     最初は左右、次に上下と少しずつ動かし、視線がブレないか確認します。

  3. 呼吸と連動させる

     ゆっくり深く呼吸しながら動かすと、自律神経も安定しやすくなります。

※症状が強い場合やめまいが出る場合は中止し、専門家に相談してください。

ぐっすり整体でのアプローチ

当院では、ただ筋肉をほぐすのではなく「脳と神経の学習を変える」ことを重視しています。

  • 後頭下筋群の過緊張を確認し、軽い手技で安全にリリース

  • その上で、VORや頸眼反射を使った神経トレーニングを組み合わせて再教育

  • さらに、呼吸・目の追従・頸部の小さな動きを同時に行うことで脳に新しい動作パターンを学ばせる

これにより、単にその場だけ緩むのではなく、動作パターンの再構築による長期的な変化を目指しています。

まとめ

  • 首こり・肩こり・ストレートネック・頭痛は、筋肉や骨格だけでなく脳の運動制御システムが関与している。

  • VOR(前庭動眼反射)が乱れると、首の深部筋が固まり、神経を刺激して痛みが続くことがある。

  • 軽い手技と神経トレーニング(VOR・頸眼反射)を組み合わせることで、より再現性の高い改善を目指せる。

「その場しのぎで終わらせず、長くラクな状態を保ちたい」という方は、ぜひ当院で体験してみてください。

FNT脳神経整体コースで取り入れています。






ぐっすり整体 福岡天神院|やさしい神経整体


やさしい整体で、体を本来の動きへ

ぐっすり整体 福岡天神院は、やさしいタッピングを中心とした神経アプローチで、
姿勢・呼吸・体の使い方を整える整体サロンです。
スマホ首・肩こり・頭痛・腰痛などの慢性不調でお悩みの方が、自然な呼吸と正しい姿勢を取り戻し、
毎日をもっと快適に過ごせるようサポートしています。



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